高齢者が読書や映画を観たりする際に、快適に長時間すわれる疲れにくい椅子として
産学官が連携して開発した共同開発製品となっております。
人間工学的手法に配慮した椅子の開発をおこなうために、あらゆる人間工学的要素と相関関係にある臀部の不快感を軽減し、疲労感を与えないために頚部、肩部の不快感を軽減することを目的としました。
そして、これらの不快感を取り除く人間工学的機能付与とデザインアプローチをおこない、福岡県工業技術センターインテリア研究所で高齢者をモニターとした体圧分布測定、椅子の強度試験に関する協力を受けています。
国際医療福祉大学では、快適で疲れにくい椅子となるように、理学療法、作業療法に精通する専門家の先生方に椅子の形状、材質、サイズ、座り心地など、詳細に至るまで様々なご指導をいただいております。
また、開発時に高齢者や高齢者施設を運営されている方々にどのような椅子が求められているのか事前にヒアリングしたり、試作品を体験していただいて意見をもらったりした内容に関しても、ご検討いただき、より最適な製品となるよう開発をおこなっていただいております。
製作では、日本の6大家具の産地である大川市で介護福祉施設向け家具を多数製品化している貞苅椅子製作所がこれまでの知見を活かし、
高齢者が利用しやすい製品となるよう細かな部分にもこだわって製作しております。
また、大川工場の木工機械ではグラシアチェア木部の形状加工ができない為、海外の自社工場にて日本の大川家具の技術者が監修・指導のもと製作されております。
さらに、トータルプロデュースと椅子のデザイン面に関しては、建築・内装・家具のデザイン実績が豊富で専門書にも多数デザイン事例を掲載しているディープラスがおこなっております。
実際に年齢、性別、身長、体重の異なる多くの高齢者の方々にも体感していただき、そのご意見も反映された椅子となりますので、高齢者が快適にご利用いただける椅子として最適な製品であると自信をもってお進めさせていただいております。
高齢者が長時間座っても疲れにくく、快適に過ごせる椅子を開発するために、実際に疾患・症状別に高齢者を対象にリハビリデイサービスを運営している株式会社Famstationの代表 木村薫さんに、椅子の形状、材質、サイズ、脚や背面の角度、座り心地などについて、事前ヒアリングや試作品ができた段階での使用感など複数回にわたり、様々な機能の助言をいただきました。
その助言に関しましても、商品開発の段階で開発者が協議事項として検討し、1年の開発期間を経て最適と考えられる手法にて完成させたのが、グラシアチェアとなります。
開発ストーリーの一部とはなりますが、ぜひご一読いただければ幸いです。
人間工学的手法による研究結果は、長時間座っても疲れにくい椅子とするためには、座圧が均一であり、座ったときの不快感を取り除くことが最も重要であるとしています。
そこで、今回は高齢の健常者を対象とした椅子の開発という観点から、座面の構造はウェービングテープを使って座圧の均一化を図って座り心地を良くすることが最適であると考えました。
また仕上げ材を耐久性が高く汚れに強いレザー(合成皮革)を使用することで、水や中性洗剤で汚れを拭くことができ、メンテナンスがしやすい様にしています。
山﨑 至恵先生
アームレストが通常より長く、上向きに反らせてありますので、立ち上がる最後のタイミングまでしっかりと手で支えることができます。
安心安全な暮らしのアイテムとしてお使いください。
松野 豊先生
大切なご家族との時間、または独りのゆったりとした時間をグラシアチェアとともにお過ごしください。
インテリア研究所
合わせて、椅子として安心安全に使用できるかJIS(日本産業規格)に則った強度試験をご依頼いただきました。よりよい製品作りのためにインテリア研究所を活用され、商品開発のお手伝いをさせていただきました。
新福 貴法さん
デザイン面では長期的にご利用できるようなデザインかつスタイリッシュな椅子の形状と素材の選定をおこなっております。
ギフト商品として、ご購入いただいた方の感謝の気持ちがしっかりと相手に伝わるよう想いを込めたグラシアチェアをぜひご利用ください。